2016.6.2
鳥取県福部町は、日本一の砂丘が広がる地域です。
そこには一面にらっきょう畑が広がり、この時期はらっきょう収穫最盛期を迎え、一斉に収穫作業が行われています。
そんな福部町のらっきょうには、他産地とは違う特徴があります。
まずは日本海から直接を風を受けられることです。
これはただの風ではなく、塩分を含んだ海風ですので、
らっきょうが成長するにあたってとても貴重な栄養になります。
また、鳥取砂丘は砂丘の起伏の高低差が有名ですが、らっきょう畑においてもそれは例外ではありません。
らっきょう畑も高低差があります。
このおかげで、しっかり全面に海風を受けることもですが、
らっきょうにとって過酷な環境におかれ、しっかりと育っていく力が強まり、風に負けないしっかりとした葉、それから少ない栄養と水分を吸収するために張り巡らした根、そしてらっきょうが育ちます。
また、らっきょうもさることながら、すごいのは育てる農家さんです。
そんな風が強く、高低差もあり、日光を遮るものもない、炎天下の砂丘で、らっきょうを植え、病気にならないよう日々管理し、そして今収穫を迎えます。
そんな鳥取県福部町に想いを馳せつつ食べるらっきょうは、また一味違うのかもしれませんね。